サツマイモの苗の作り方

投稿日時 2008-11-09 18:18:12 | カテゴリ: CMS

1町  10反
1反   300坪
10アール 302.5坪

10アールあたり40?80Kgの種芋が必要
適切な種芋は1本200?300g程度


 サツマイモの苗の作り方は規模や場面によって大きく異なりますが、家庭で行う一般的な方法について述べたいと思います。

 スーパーや八百屋で200?300g程度の傷のないきれいな種芋を買います。種芋は植える前に消毒を行うと良いでしょう。消毒は50℃程度のお湯に40分程度浸して下さい。
 地温が高くなる4月ごろに堆肥と土を混ぜて山を作り、その中に種芋を入れ、ビニールを二重にして覆い温度を上げ、発芽させて下さい。芽が出てきたらビニールでトンネルを作り、芽が焼けて枯れないように温度調節をしっかりして下さい。
 節に脇芽が出たところで、早めに摘芯をすると苗を多く作ることができます。

さつまいもMiNi白書(日本いも類研究会)
http://www.jrt.gr.jp/smini/sm_index.html

家庭菜園の場合でも好適条件は同じですので、畑が排水の良い(地下水位が高くない)場所であれば、土中で貯蔵できます。地中に深さ1mほどの穴を掘り、晴天の日に(雨天にはやらないで下さい)収穫したイモを2?3段重ねて、そのうえに新聞、稲ワラ、落葉等を積み、煙突等で空気口を設け、そのうえにビニルトンネルをかけておけば、翌年までの種イモの貯蔵には十分でしょう。重要なことは、土中保存することで、地温と地中の湿度条件が種イモの保存に好適であることです。もちろんこのような条件が得られれば、室内灯でも保存が可能です。部屋の中の貯蔵では、乾燥を防ぐため新聞紙等で種イモを包み、穴あきのビニル袋に入れて、スチロール箱で保存すればよいでしょう。冷蔵庫に入れるとすぐ寒害を受けますので絶対に行っては行けません。湿度保持と病害防止のために籾殻くんたんや籾殻などで水分を保持することも行われています。
 
種イモの穴貯蔵
(1)地下穴式貯蔵
 長期・大量貯蔵に向く縦深穴式、横深穴式や、簡易・少量貯蔵に向く地上式、丸穴式、溝式などがあります。貯蔵直後は、一旦、雨水や冷気が入らないように穴をイナワラやビニール等で被覆して、イモの呼吸熱が定まるまで約2週間放置します。その後、換気口を設けて覆土し、寒さが増すにつれて覆土量を増加し、 12月中旬頃には換気口を閉じて密閉します(この頃から寒さが厳しくなりますから)。貯蔵温度は13℃が基準で、湿度は自然に80?90%程度を保ちます。一般には一定の割合で腐敗や減粍があるのと、地温が上昇すると、発芽、発根するので4月一杯が貯蔵の限界でしょう。




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